日本人は世界各国と比べても塩分摂取量がかなり多いといわれています。そして塩分とつながりの濃い生活習慣病が「高血圧」です。塩がどれだけ人間にとって重要なのでしょうか?

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高血圧と煙草の関係性はあるのか

高血圧と喫煙のあいだに関係性はあるのでしょうか。

まず煙草にはニコチンが含まれています。そしてニコチンは血管を収縮させる作用があります。そうなると心臓はそれまで以上の力で血液を送り出す必要があるため血圧が上昇することになります。

また煙草は煙を吸うためそこには一酸化炭素が存在します。一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと強く結合して、全身に酸素を運ぶという本来の働きができなくなります。血液中の酸素が減れば充分な量の酸素を送るにはそれだけ早く血液を循環させる必要があります。ただでさえ血管が収縮して狭くなっているところを多くの血液を流す必要があるのです。

このようにみていけば喫煙が心臓に大きな負担をかけることは疑いようがありません。しかも煙草は習慣化しやすいです。1日に何本も煙草を吸っていれば高血圧だけでなく様々な病気と関係性があるのは当然のことです。

さらに煙草と高血圧の関係性はこれだけではありません。喫煙は血管内のコレステロールを変質させます。これが血管壁にいるマクロファージによって処理されるのですが、これによって動脈硬化も進行していきます。そして動脈硬化は血液を送り出すときに、さらに高い圧力を必要とします。こうして高血圧と動脈硬化がお互いを進行させるという悪循環がはじまります。

煙草の怖いところはニコチン依存症を起こすことです。そのためアルコールや塩分のように適切な量まで摂取量を減らすということができません。そして依存症になるとニコチンを外部から摂取しないと神経伝達が低下し、不安症状やイライラ感を感じるなどの禁断症状をおこします。そのためこういったものをすべて断ち切るためには禁煙をする以外ありません。健康に影響を与えない程度に「ほどほどに煙草を吸う」ということはできないのです。